あなたは本当に健康ですか?生活保護を受けるにあたって、まず自分のたな卸しをしよう

本当に健康ですか? 生活保護

生活保護を受給するあなたに読んでもらいたいこと

私自身がそうだったのですが、長年にわたって身体や心に障害を患っていると、それがもう自分の「体質」や「個性」のように自覚されてしまい、なかなか別の側面から自分自身を判断することが難しくなります。

この記事でお伝えしたいことは、なぜ自分は生活保護の受給を考えるほどにまで追い込まれてしまったのか?ということについて、一度掘り下げて考えてみていただきたい、ということなのです。

まっとうに生きている人なら普通、生活保護が必要なほど追い込まれないよ。親御さんや親戚とか頼れる人はいないの?

人生のリスク管理や生活設計ができてないからそんなことになるんだよ

ネットのQ&Aサイトで生活保護に関わるトピックを見てみれば、こんな言葉であふれています。また私自身も上記のような言葉を実際に人から投げかけられたこともあります。

そこで一度、冷静に自分自身を見つめてもらって、以下のように考えてみてほしいのです。

  • なぜ自分には誰も助けてくれる人がいないのか?
  • どうして自分は仕事が続かないのか?
  • どうしていつも仕事に行けなくなって辞めてしまうのか?

これはつまり、自分は怠け者や性格の悪い人だからしょうがない、という結論で終わらせてしまうのではなく、きちんとたな卸しをして「もしかしたら障害や病気なのではないか?」と疑いを持ち、しかるべき病院を受診して明らかにするということです。

また医師は患者が苦痛を訴えて受診しない限り動けませんし、そもそもあなたに病気や障害の意識がなければ病院に行くこともないわけですので、あなたが生活保護を受けるまで追い込まれた真の理由についてはずっと明るみに出ることがないままなわけです。

精神の問題の場合は周囲の理解が得られにくい場合も

もちろん、身体ならまだしも精神障害の疑いがある場合、あなた自身が受け入れることはそう簡単ではないでしょうし、ご家族がおられるなら家族にとってはもっと受け入れがたい事実かもしれません。

悪い場合には、「気にしすぎだよー」とか「あんたは健康に決まってる」などと判断を押し付けるようなこともあるかもしれません。

行政は怠け者には厳しい

あなたは「働けるけど働きたくない」のか「働ける状態ではないから働けない」のか、どちらのスタンスで生活保護を受給するのかをまず決める必要があるということです。

率直に言うと「働けるのに働きたくない」人に対して行政は非常に厳しくあたります。 もしあなたが生活保護を受給するにあたって、働けるのに働かない人だとみなされれば、速やかに自立させるよう厳しい就労指導が行われることになります。

生活保護の財源には限りがあり、すでにさんざん報道されているように社会保障費は年々増え続けています。本来は生活保護が必要ない方に保護費が投入され、ひるがえって本当に生活保護を必要としている人が受けられなくなるようでは本末転倒ですから、それは当然の流れなのでしょう。

怠け者と見られたら損しかない

本当はあなたは身体や精神に障害を抱えていて本当に働ける状態ではないのだとしたら、今は何よりも体を健康に近づけることがあなたの義務なのだとしたら、そんなあなたが怠け者と誤解されるようでは、あなた自身はもちろん日本で生活して税金を納めている人たち全員にとっても不幸な状況だと言えるでしょう。なぜならあなたに厳しい就労指導を行うための運用を維持するためのコストは税金で賄われているからです。

病気や障害で働けないならちゃんと主張しよう

「働けない」という医師の診断があるなしで行政の対応は全く違います。診察にあたってはどんなこまかいことでも構いませんので、身体のこと、精神のことで苦しいと感じてきたことはすべてノートに書きだして病院に持っていきましょう。特に精神の問題の場合は初診の数十分の診察時間だけで伝えるのは困難です。

あてはまりませんか?なぜ今の窮状があるのか?

私は医師ではありませんので診断はできませんが、以下のよう障害について自分に当てはまるものがないかをチェックしてみてください。

うつ病

受診先精神科

やる気が出ない、部屋から出られない、気持ちが落ち込むなどといった症状です。
ネットで調べてみてください。うつ病でも精神障害と認定されて障害年金が受給できた方の体験談や社会保険労務士(社労士)の方の記事があります。

慢性疲労症候群(CFS)

受診先精神科

身体がだるい、ちょっとキツい家事や運動をした後に起き上がれないほどの疲労を感じる。筋肉が痛い。などといった症状を訴える方が多いようです。まだ医学的に十分なデータがなく、日本には専門医が10名程度しかいないという難しい症候群です。

統合失調症

受診先精神科

昔から人付き合いが苦手、誰かに悪口を言われているような気がする、実際に他人の声が聞こえる、などの症状がある精神障害です。

双極性障害

受診先精神科
  • 気分の浮き沈みが激しい
  • 金遣いが荒くなりブランド品や高級車を衝動買いする
  • つい借金してしまう
  • 恋愛や結婚や離婚歴が激しい

金遣いが荒い、性的に奔放になる、突然会社を辞めて起業するなどムチャな行動をする。かつては躁うつ病と呼ばれていました。いうまでもなく人間関係はもちろん、就職、お金、結婚など人生の全般に深刻な影響をおよぼします。

発達障害

受診先精神科

最近メディアでもよく取り上げられています。皮肉として言われたことにも気がつかないとか、ユーモアとして言われたことを理解できずキレてしまうとか、そういった人付き合いの上で困難を感じる障害です。「空気読めよ」の「空気」が理解できないという感じです。
「空気」を読めることがコミュニケーション能力の高さと判断されがちな日本の社会では発達障害を患っていることは大きなハンデとなる場合があります。

おわりに

今回の記事が、生活保護を受けるまでの窮状にまで追い込まれた方が「なぜそうなってしまうのか」についてより深く調べ答えにたどり着くきっかけとなれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございます。

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